「6年生を送る会」でビデオメッセージをくださった先生が、教室にやって来ました。
6年生の子どもたちが1年生の時の担任の先生です。
この日、先生は卒業式のお祝いのメッセージを、わざわざ学校まで届けに来てくださったのです。
ちょうど、休み時間だったので、子どもたちを驚かせようと思い、私は6年生の教室まで案内しました。
最初は、ちょっと照れ臭そうに遠巻きにしていた子どもたちですが、先生のそばに来てこう言います。
「先生、私のこと覚えてる?」
「うーん・・・???上履きに書いてある名前を見せてくれる」
先生は、お子さんを抱きながら、上履きを覗き込みます。
「えー!○○ちゃん!大きくなったね。分かんなかったぁ!」
と、成長した6年生の今の顔と、記憶の中にある1年生の時の顔を、頭の中で重ねる先生。
グッと距離が縮まり談笑が始まります。
5年前にタイムスリップしたようです。