トテカントテカン!チンチン!ガシャガシャ!
2階の家庭科室から!大きな音が漏れ聞こえて来ます。
中に入ると、5年生の子どもたちが鍋やフライパンをシャモジや箸で叩いています。
離れた所では、ペットボトルに何かを入れて音を出しています。
「おいおい!これは叩くものじゃないだろう!調理実習で使うために、消毒までしているんだ!」
と、言おうと思って音源に近づくと、何と先生が横にちゃんといました。
ドンダンドンダン!!バンバン!コツコツコツ!!
今度は3階の教室から音が聞こえます。
テレビの動画を見ながら、逆さにしたバケツやゴミ箱を手で叩いたり、モップで床を叩いたり。
その隣の教室では、やはりテレビの動画を見ながら、ボールをリズムに合わせてついています。
「おいおい!掃除用具は遊ぶものでも楽器でもないだろう。ボールを教室でつくなんて論外だぞ!」
と、言おうと思ったら、また別の先生が横にいて、ボールのつき方を指導していました。
いったい、5年生の先生たちは何を考えているのでしょう。実にけしからん!!
・・・と、いう訳ではありませんでした。実はちゃんと意図した学習活動だったのです。