熱湯の入ったポットが教卓に並び、子どもたちの机の上には割り箸とカップ麺の入れ物。
子どもたちは潰れた牛乳パックをゆっくりと回転させながら、一点を見つめています。
カップ麺の中を覗き込んで見てみると、白い繭玉が2つお湯の上に浮かんでいます。
そう。子どもたちはカイコの繭玉から生糸を紡いでいたのです。
生糸は髪の毛よりも細く、よく見ていないと、すぐに見失ってしまいます。
3年生の子どもたちは、丁寧に牛乳パックの周りに生糸を巻きつけていきます。
紡ぐ①
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執筆者:naka2blog