松田孝先生は語られます。
「子どもたちは、毎日、ランドセルを背負って、過去にタイムスリップしに来る」 と。
先生がが黒板に書いたことを子どもたちはノートに書き写す、手を挙げて先生に指名されたら発言する、そんな昭和の授業が全国各地で行われているのです。
もしかしたら、江戸時代の寺子屋とあまり変わっていないのかもしれません。
授業は過去にタイムスリップしているのかもしれません。
Society5.0に向かう授業というのは、先生が「教える」ものではありません。
先生はごく簡単に説明し、その後は子どもたちに活動をゆだねる。ゆだねられた子どもたちは何らかの気づきを得て、それを先生方も含め共有し、深め合っていく。
こうした過程こそが、未来を生きる子どもたちに必要な資質・能力である「最後まで諦めない力」「ねばり強く試行錯誤する力」「仲間と協働する力」、そして、「学びに向かう自己調整力」を育んでいくのだ、と言うのです。
昭和の授業は一律同質の子どもを育てる針葉樹の育成、令和の授業は個別最適化する個性溢れる広葉樹林のようであるべきとのことでした。
今、中津第二小学校の行なっている、「プログラミング教育」も「コース選択別算数」も「タブレットドリルの授業」と、個別最適化を図る令和の授業とぴったり合致しています。
iPhoneから送信