スペシャルでオリジナルの音楽の鑑賞の授業は、マイケルジャクソンの様々な曲を聴くところからスタート。
次にマイケルジャクソンの初期の曲「今夜はドント・ストップ」を聴きました。
ここで先生が質問します。
「よく聴いてみて。楽器じゃない音が入っています。何の音だか分かるかな?」
子どもたちは耳を澄ませて集中。何度も曲を聴きます。
その後、先生は6年生の子どもたちの呟きを拾い、次のように説明します。
「そう。缶やビンを叩く音が聞こえたかなぁ?おそらく、レコーディングスタジオにたまたまあった、こうした空き缶や空き瓶をマイケルジャクソンが叩いて、曲を完成させたのだと思うんだよね。」
先生は音楽室にあった瓶を叩きながら説明。さらに、その曲に彩りを添える空き瓶を叩く音は、曲本来の四拍子のリズムを、わざとずらしていると言うのです。
「リズム通りに叩くと四拍子だから、こうして行進している感じだけれど、リズムをずらすことで、こんな風にスキップしているように聴こえてこない?そうするとノリが良くなるでしょう。こういうリズムをグルーブって言うのだけれど、日本の小室哲哉さんにも影響を与えたんです。」
先生は次の問題を出します。
「グルーブを取り入れている小室哲哉さんの曲は次のうち、どれでしょう?」
曲は「寒い夜だから」「イージートゥダンス」「サバイバルダンス」の3曲。
再び、子どもたちは3曲を聴き比べるために、鼓膜に全神経を集中させます。
正解は「イージートゥダンス」と聴き、机の下で小さなガッツポーズをする子どもたちは数人。
こんな風に楽しくて面白くて、そして、何度も曲を聴きたくなる、超絶素晴らしい授業でした。
まるで関ジャニ∞のテレビ番組「関ジャム完全燃SHOW」を観ているようでした。