4年生の体育の授業です。
この日、子どもたちがチャレンジするのは台上前転。跳び箱の上で前転する技です。
マットの上での前転と跳び箱の上での前転とでは全くの別物。
まずマットの幅と跳び箱の幅ではまるで違います。狭い跳び箱の上で真っ直ぐに前転しなければなりません。
そして、高さの違いです。マットの上での前転は失敗してもなんら問題もありません。ですが、跳び箱の場合、失敗すればそこそこの高さから落下するのです。
こうしたことから、子どもたちには恐怖感があり、台上前転をやろうと思ってもなかなかお尻が持ち上がらないのです。
そこで、体育のレジェンドティーチャーはスモールステップで、この台上前転の恐怖心を克服させる授業を行いました。
①柔らかいウレタン状の幅の広い3段目だけで前転
②柔らかいウレタン状の1・2段で前転
③跳び箱の1段で前転
④跳び箱の3段で前転
と。
写真を見てもらえれば一目瞭然かと思います。
子どもたちはメキメキと新しいチャレンジの場に慣れて上達し、台上前転をマスターしていきました。