今年度、第1回目の「未来学力ゼミ」が行われました。
講師は某大手進学塾のやり手の室長さん。
毎年、大勢の子どもたちを難関有名大学・高校・中学校に合格させている方です。
ですから、出される問題が秀逸です。
未来を生きていくために必要とされる力、これからの入試で必要とされる力が鍛えられる問題なのです。
例えば、この日のゼミで出された第2問です。水色の手裏剣の部分の面積が正方形の何マス分かを求める問題です。
子どもたちは学校で習った知識を総動員して考えます。
プリントで一人思考する段階、講師からヒントをもらう段階、解けた子どもが解き方を発表する段階、講師が様々な解き方を説明する段階と、絶妙な構成でゼミは進んでいきます。
ところで、写真の手裏剣の問題は解けたでしょうか?
感覚重視の子どもたちは、飛び出た4つの三角形を移動させて正方形に変形して、解いていました。
論理的に考える子どもたちは、赤い二等辺三角形が4マス分の半分、つまり2マス分。これと同じ二等辺三角形が4つあるから、黄色い部分は8マス分。
大きな16マス分の正方形からこの黄色の8マスを引いて、答えは8マスと導き出すのです。
子どもたちの頭の中の「?」が「!」に次々と変わっていきます。
未来学力ゼミで思考力を鍛える①:手裏剣の面積
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執筆者:naka2blog