2年生担任の先生が次のように職員室で言ってました。
「うちのクラスの子どもたちは書写の時間が楽しみで仕方がないみたい。M先生の虜になっているんです」と。
私はそんな楽しく学べる書写なんかあるもんか!と、疑いながら書写の授業の様子を覗きにいきました。
なぜなら2年生の書写は、静かに黙って良い姿勢で、灰色に書かれている字を、ひたすらなぞるような時間です。
先生がテレビに映し出した「雨」「音」「金」「魚」の4つの漢字を3つのグループに分けるクイズから、授業は始まりました。
子どもたちは頭をフル回転させて、グループ分けの法則性を考えます。
そして、追加されて出題される漢字も、自分が考える法則で、どのグループに属するのかを当てていきます。
子どもたちは自分の考えを答えたくて答えたくて、たくさんの手を挙げます。
結局、グループ分けの法則性は、漢字の「点」の向き。縦にまっすぐなのか、右斜めなのか、左斜めなのかで分けているのです。
そう。今日の書写の授業のめあてはは、「点の向きに注意して字を書こう」だったのです。
納得!!