1年生の算数の授業です。
時計について学ぶのですが、担任の先生はあの手この手で、子どもたちを楽しませながら、授業を進めます。
まず、前菜となる授業の冒頭はクイズ。
「正しい時計はどれでしょう?」とテレビに映し出されたのは3種類の時計。
もうこの時点で、子どもたちは授業に引き込まれていきます。①の時計は針がなく、文字盤の数字もデタラメ。③の時計は針が1本しかありません。
②が正解。
2本の針で時間を読むことをおさえたら、このからがメインディッシュ。
今度は、先生が持つ大きな時計が何時であるかを読み取る練習。
最初は分かりやすく。○時という、長い針が12を指す問題。
慣れてきたところで○時半という、長い針が6 を指す問題。
子どもたちは次第に、時計の読み方に慣れていきます。
最後はデザート。
一人一人に配られた小さな時計で、先生の時計と同じ時間を作って見せる競争。
子どもたちは夢中で針を動かし、「できた!」と時計を頭上に掲げます。
40分間、時計、時計、時計、時計と、たっぷり時計で学んで、時計で楽しんで、時計のフルコースを味わった1年生でした。
先生は時計を材料に様々な料理に仕立てる名シェフでした。
時計のフルコース
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執筆者:naka2blog