子どもたちにハンバーガーを配り終わり、そろそろ先生たちもランチタイムにしようとしていた矢先でした。
「盗られたー!!!!!!!」
「やられたぁー!!!!!!」
「やだぁー!!!怖い!!!」
尋常ならぬ子どもたちの叫び声。緊張が走ります。
声のする方に走って行くと、首をすくめて空を見上げる子どもたち。
つられて視線を上に向けると、頭上7、8メートルの高さでトンビが旋回しています。
視線を子どもたち戻すと、固まったままの子どもたち。
ハンバーガーを盗った犯人はトンビ。
豪華なビーフパテは芝生の上に転がり、悲惨な姿に変わり果てています。
「木の下に移動しなさい!」
担任の先生の指示で、木陰に移動する子どもたち。
私は上着を脱いで、上着を頭上でぐるぐる回旋させてトンビを威嚇。
しばらく、旋回するトンビと上着を回旋させる私と睨めっこが続きました。
5分後、トンビはバンズを奪ったものの、ビーフパテを諦めて、山奥に飛び去って行きました。
こうして平穏なランチタイムが戻り、子どもたちは何事も無かったかのように、ハンバーガーを食べ始めたのです。
お別れ遠足13:ハンバーガーが盗られた!?
投稿日:
執筆者:naka2blog