牛乳パックに巻きついていた白い塊を取り出すと、3年生の子どもたちは興奮気味。
湯につけた繭から時間をかけて巻き取った生糸が、白い板状の塊になったのです。
ふわふわしていて軽くて、手触りがとても気持ちよいのです。
白い塊を宙に飛ばしたり、親指と人差し指で擦り合わせたり、割箸に通して観察したり。
この後、図工室に移動して白い生糸の塊を染色。
後日、ストラップに仕上げる予定です。
愛川町はかつて「糸の町」と呼ばれた生糸の生産地。
この春日台にはカイコの餌となる広大な桑畑があったのです。
こうして子どもたちが体験してきたことが、自分たちの住んでいる町の歴史や文化を学ぶことに繋がっていくのです。