


5年生のこのクラスでは、1年間の思い出ムービーを視聴しています。
懐かしい映像や自分の顔が映ると、子どもたちの笑い声がマスクの下から漏れて来ます。
カメラをズームにしてみると、子どもたちの表情がみんな笑顔になっていることが分かりました。
思い出ムービーはテロップやBGMまで入ったかなりの力作。
後から担任の先生に
「あれほどのムービー作るのは、とっても大変だったでしょう?」
と聞くと、意外な答えが返ってきました。
「え?!あのムービーは子どもたちが作ったものです・・・」
とのこと。
中津第二小学校の子どもたちは、タブレットの使い方に習熟し、このような人の心を揺さぶるムービーを作るほどにまで、ICT活用能力が育っていたのです。
卒業生の後を引き継いで、4月から最高学年となる現5年生。
ピンクシャツデーには缶バッジや「中ニン」のピンクマントを作ってくれました。
50周年を振り返る動画も作ってくれました。
また、卒業生に校章と桜をモチーフにした缶バッジを作り、プレゼントもしました。
そんな5年生が、またまた学校のために一仕事しくれました。
写真のようにカラフルな「50周年記念配膳台カバー」を全クラス分作ってくれたのです。
色は茶・青・緑・黄・ピンクの5色の縞模様。
そして、50周年記念のロゴマークと校章がプリントされているのです。
このように「誰かのため」「学校のため」に尽力する5年生は、中津第二小学校の顔として、今後活躍してくれること、間違いなしです。
このシリーズ最終回です。
プロカメラマンの岩田さんから卒業生へのメッセージが届いたので紹介します。
「卒業生のみんなへ
大人になっていく日々の中でこの日を振り返る時、今日の写真を見て自分の成長を感じてもらえたら嬉しいです。立派な姿を見せていただき、どうもありがとう!」
こちらの方こそ「ありがとう」の言葉を100回くらい伝えたいです。
岩田さんは川崎市から朝早く愛川町まで来てくださり、ボランティアで、こんなにも素敵な写真をたくさん撮ってくださったのです。
先生たちでは取れない写真、保護者の皆さんでも見れない瞬間、長い人生の大切な節目の場面をたくさん残してくださったのです。
岩田さん!本当に本当にありがとうございました!
卒業証書を手にした子どもたちの記念撮影を屋上で行いました。
クラス全員で横一列に並んだり、卒業証書を頭の上に掲げたり、担任の先生と少人数で並んだり。
マスクを外すのは、ほんのわずかな時間。
それでもプロのカメラマンの岩田さんは、見事に被写体の笑顔を引き出し、小学校生活最後の時間を切り取ります。
ブログですから、ここに照会する写真の画質はうんと落としています。
でも、オリジナル写真は50インチの大型テレビに映し出しても、うっとりするくらいに綺麗な写真。
卒業証書フォルダと空の青さが、爽やかで清々しさを感じさせてくれます。
ご注目いただきたいのは写真左下の水たまり。プロのカメラマンは、こうした自然現象をも上手に活かし、演出効果を高めるようです。
水たまりがあることで、前日は雨、しかし、卒業式当日は晴れ渡ったいう時間の経過を記録に残しました。
そして、水たまりがあるからこそ、画面全体の青空が逆に際立ちます。
また、水たまりと青空は、別れ難い涙と未来に広がる世界を象徴しているのかもしれません。
とにもかくにもカレンダーにして配りたいくらいの、ものすごく素敵な写真です。